そろそろ太り始めてもよい中年の私が、標準体重からさらに痩せたのですから、ちょっと太り気味の人は、もっと簡単に減ると思います。
もうメタボ(メタボリックシンドローム)ともおさらばです。
まず、「朝仕事ダイエット」の基本となるのが、「毎朝、決まった時間に起きる」ことです。
実は起きることよりも、起きることで睡眠時間をコントロールできるのが秘訣です。
睡眠時間とダイエットには、密接な関係があります。
例えば、あなたが朝5時に起きると決めたとしましょう。
朝5時に起きるためには、睡眠時間を逆算して考えます。
睡眠時間は、最低でも6時間、少なくても7時間は欲しいところです。8時間以上ならベストです。
逆算すると、夜10時に寝ると7時間、夜11時だと6時間の睡眠時間になります。
「夜10時には眠くならない」という人でも、毎朝5時に起き続けると、夜は自然に夜眠くなります。
たぶん夜8時~9時頃には、1回目の眠気がくるはずです。
つまり毎朝決まった時間に起きることで、夜眠る時間が早くなり、睡眠をコントロールできるようになるのです。
すると生活のリズムを、本来の姿にリセットできます。
生活のリズムが変わると、自然に食事の時間帯も変わり、どんどん波及効果で、痩せやすい行動を選択するようになってきます。
その最初のキッカケとなるのが、「毎朝決まった時間に起きること」だけなのです。
また、睡眠をとる時間帯というのは、とても重要です。
睡眠時間は、脳が記憶の整理をしたり、成長ホルモンを分泌している大事な時間帯です。
成長ホルモンは、体の代謝をコントロールするので、成長、体の修復、体調管理にも深く関係しています。
成長ホルモンの分泌は、夜11時頃から始まり、2時ごろピークをむかえ、朝の5時頃まで続くと言われています。
したがって、夜11時~5時に寝ていることが、とても重要なのです。
できれば成長ホルモンが出始める11時には、熟睡していたほうがよいので、10時に寝るのが最適です。
現代の人は、夜型の生活に慣れてしまっているので、なかなか夜10時には眠ることができません。
「寝よう!」と頑張るほど、眠れなくなります。
でも起きる時間の方を調節することで、寝る時間の調整が可能なのです。
寝るための努力をするのではなく、起きるほうで睡眠時間をコントロールするのが自然です。
最初はキツイかも知れませんが、3週間くらい続けると、次第に楽になります。
そしてここでもう一つ大事なポイントがあります。
朝5時に起きるには、ダイエットが目的というだけでは、モチベーション(動機づけ)が弱いのです。
「もっと大きなメリットのある事」、「毎日必ずしなければならない事」と結びつけることが大事です。
モチベーションがあれば、早朝に起きることは苦にならないし、結果としてダイエットにつながります。
私の場合は、収入に直結する「仕事」が、継続するモチベーションになりました。
モチベーションがあると、早起きが習慣になり、生活リズムが変わり、ダイエットになります。